一般社団法人 不動産ビジネス専門家協会

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オトコはつらいよ!? ~近隣対策クロニクル~(第3回)

【vol.3 近隣説明会?住民集会?そしてあっせん調停】


やった!説明聞きますというご連絡を近隣住民の代表の方からいただきました。あれ、でも待てよコレ?会合の趣旨は『事業者の「説明会」ではない住民主催の計画ヒアリングの集会』だそうな。うむ、なるほど。乗るか?どうする?接点をこちらサイドから消すのは良くないな。お呼ばれしましょう。


で、当日。証拠を残したかったのでしょうか「これは事業者の計画説明会ではない」という看板掲げられ写真やビデオバシバシ撮られました。計画内容の説明をすればそんなもの認めないのオンパレードで我々事業者はチンピラ呼ばわり。吊し上げですか。まあ覚悟はしてましたけどね。


このままでは平行線。行政を仲介者とした「あっせん調停」に持ち込むしかないな。あっせん調停は複数回事業者と近隣住民が役所に行って開催されるものなので数か月期間がかかる。事業スケジュール遅れるけれど仕方がない。


そしてあっせん調停開始。あくまで近隣住民の皆さんは「マンションなんか絶対建てさせない!」なんですね。調停の場でも何度話しても平行線。折り合い点見つけましょうよ。話合いの場を持った意味がない。日影の実害に応じて近隣対策補償費だって予算建てしてるんですから。近隣住民のリーダー格の人は声がデカイ。気の弱い他の住民の皆さんはこの人達に逆らうのが怖い様子ですね。ある意味かわいそう。「マンションなんて絶対建てさせない」というのは本当に近隣住民皆さんの総意なのでしょうか?


あっせん調停繰り返すこと数回。・・・なんか事前に近隣住民側に事業者の情報が漏れる。ああなるほど、指導課の責任者は市民局上がりなのね。事業者側に冷たすぎるよ。一方的に住民側の意向を受け入れろったって採算合わない事業にはできません。譲歩案提示してるのに。高さだって7階建てを6階建てにして日影かかる範囲も狭くしたじゃないですか。そういうことなら・・・


次回へ続く

 

文:皆藤一郎(日本橋アセットコンサルタント:不動産コンサルタント、不動産仲介)